【iPod touch】音楽アプリ「ThumbJam」でバイオリンを楽々手弾き演奏とは?!

  • 2016年8月19日
  • 2020年5月21日
  • DTM
DTM ThumbJam

従来とは異なる方法で作曲をしてみたいと考え、先ずはスマホでバイオリンを伴奏付きで手弾き演奏し録音してみたので紹介します。使ったiOSアプリは「ThumbJam」と「Mobile Music Sequencer」です。MIDIなので自由度は高いですが?

MIDIシーケンサーを敢えて選んだ理由とは?

私はバイオリンとピアノを10年以上習っているので、スマホのアプリで弾くより楽器を弾いた方が上手く弾けるのですが、MIDIが使えません。なぜMIDIかと言うと、シーケンサーというアプリで音色やフレーズや曲全体のエディットが簡単にできるからです。

Garagebandなどの最近の音楽アプリはサンプル音源によるエディットがメインなので、MIDIの自由度の高いエディットは難しくなりました。もちろんGaragebandでもMIDIは扱えるのですが、専用シーケンサーと比べると扱いにくいと思います。

さらに、今回採用したヤマハのMIDIシーケンサー「Mobile Music Sequencer」(1,900円)は、iOSデバイス内のミュージックライブラリーにある曲データを解析して、オーディオデータからコード進行を取り出すことが可能です。これにより、お気に入りの曲のコード進行を自分の曲に利用する事が簡単にできます。MIDIならではの応用技術と言えます。
YAMAHA Mobile Music Sequencer V3.0 音楽初心者でもコード解析で好きな曲から簡単に真似できる!QYパックも登場!ヤマハモバイルミュージックシーケンサー

しかし、サンプル音源は扱えないので、そのあたりの判断は必要かと思います。内蔵音源はあるので音は出ます。

スマホでバイオリンを手弾きするとは?

「ThumbJam」(1,080円)というアプリを使います。スマホの画面をスワイプしたり、本体を傾けたり、シェイクしたりしてバイオリンを弾きます。言葉ではわかりにくいので以下をどうぞ。
ThumbJam Strings

マルチタッチに対応しているので、バイオリンの3重和音弾きができます・・・

とりあえず、私のテスト的な演奏を聴いてください

Mobile Music Sequencerの最初にセットされているデモソングをそのまま鳴らして、中ほど途中から私の手弾きバイオリンの音が入ってきます。ルートとスケールが合っていないので伴奏との間で不協和音が出ていますが、何がしたいかという雰囲気は解ると思います。

実は最初はバックの伴奏を「SOUND Canvas for iOS」で鳴らそうと思っていましたが、8パートの楽器の音をシーケンサーとMIDI音源の間で合わせるのはけっこうたいへんなので、今回はMobile Music Sequencerから音を出しています。

ですから、今回のセッションにはMIDIは使っていません。設定の確認と音出しの確認は出来ているので、そのうち徐々にMIDIを使ってアプリ間の連携をしていこうと思います。

MIDI以外で気を付けたい設定は、アプリがバックグラウンドでも音が出るように設定するところです。Mobile Music SequencerのSYSTEM設定のGENERALタブのSOUNDで以下のように設定してください。
Mobile Music Sequencerその他、全体的な説明は以下のマニュアルが一番わかりやすいです。
http://download.yamaha.com/api/asset/file/?language=ja&site=jp.yamaha.com&asset_id=58586

まとめ

今回のアプリ2種は、アプリの中では高価な部類に属すると思います。私は1時間もいじれば元が取れたと感じましたが、その価値は人によってまちまちなので、各自の価値観で判断していただければと思います。

サンプル音源も扱えるアプリでは、Garagebandが600円(私はなぜか無料でしたが?)、BeatMaker2が1,200円なので、もちろんMIDIシーケンサーとしても使えます。私はMacで大画面でGaragebandを使っているので、という理由もありますが・・・

iPod touchのあの大きさと軽さで使えるというところに価値があると思っています。

【iPod touch】音楽アプリ「SOUND Canvas for iOS」をXG音源化するには?!

ではでは、きらやん