【バーチャルファッション】2Dアバターを3D化してみる(その1)?!

  • 2016年4月4日
  • 2017年9月30日
  • 3DCG

以前に紹介したオンラインフィッティングルームでコーディネートした2Dアバターを3D化できるか試してみました。今回は今までの経過と現状について紹介します。使っているツールはAUTODESK MEMENTOという無料のPCソフトです。Win/Mac版があります。

今までの経緯

2D写真から3Dアバターを作る試みは以前から行っていました。今までに成功したケースは、FaceGenというソフトとDAZ Studioという3DCGソフトの組み合わせですが、3DCGソフトは初心者にはハードルが高く、簡単には扱えないのと、顔しか写真から変換できませんでした。

今回は、オンラインフィッティングルームサービスでバーチャルコーディネートした2Dアバター画像を3Dデータ化してSketchfabなどに公開して読者に3Dで閲覧できるようにできないか?というのを試していました。

最初は、iOSデバイスで動くAUTODESKの「123D Catch」を試しました。
123dオンラインフィッティングルームサービスの中から、最も簡単な「HAOREBA」を使ってみました。最初はコーディネートしていない状態の写真を撮影しました。
123Dこのサービスはアバターを回転できるので、45度づつ回転させて8枚の写真を撮影しました。パソコンの画面を撮るので画質は悪いですが仕方ありません。
123Dこれをサーバーにアップロードして3D化するのですが、30分ほどかかりました。しかも、出来上がった3Dイメージが以下です。
123Dつまり、ペラペラの2Dと変わらない3Dデータになりました。失敗です。おそらく、実物の物体を50枚ほど角度を変えて撮影すれば成功するのでしょうが、私のケースではそれは無理なので、この方法は諦めました。

他のソフトやWebサービスをいくつか試してみましたが、うまくいきませんでした。

現在試しているのは、同じAUTODESKの「MEMENTO」です。これはPCで動かすソフトですが、Windows版は64bit限定です。Mac版はそういった制約はありません。というか、64bit版ですが、MacOSXは32bitも64bitも意識せずに使えます。

AUTODESK MEMENTO

123D Catchと同じく物体の周りの写真を角度を変えて数十枚撮影してサーバーにアップすると自動的に3D化してくれるソフトです。おそらく3D化は123D Catchと同様にサーバー上で行っていると思われます。

URLは以下です。
https://memento.autodesk.com/about
MEMENTO
サインアップしてAUTODESKにユーザー登録をします。
サインアップメールが届くので、URLをクリックします。メニューの右端に「TRY MEMENTO」があるのでクリックするとダウンロード画面になります。
ダウンロードMacは問題ないと思いますが、Windowsは7以上の64bitのみなので注意してください。

以下はMac版です。
インストールappをApplicationsフォルダーにドラッグアンドドロップしてください。インストールはそれで終了です。Memento.appをダブルクリックして起動します。

起動画面右上にある「Sign In」をクリックします。

サインインブラウザーと同じですが、ソフト側でもサインインが必要です。

この後の操作は以下の記事を参考にしてください。

Autodesk Mementoテスト1「複数写真から立体データを生成」

はじめての「123D Design」―無料で使える「3D CAD」ソフト (I・O BOOKS) 単行本 – 2014/9

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まとめ

123D Catchの場合は、画面を写真に撮るので画質が悪いです。それを元に3Dデータを作るのは先が見えているので、すぐに諦めました。

MEMENTOは画面をキャプチャーした画像を写真として使えるので画質が良いです。使い勝手も良いので、問題は水平からのぐるりの写真のみでも立体化できるのか?に絞られます。

ダメ元でこれからトライします。結果は適時レポートしますが、今回は簡単には諦めませんので、気長にお待ち下さい。

とりあえず、デモ動画をご覧ください。手間はかかりますが、顔とか限定せずに何でも3D化できるのはありがたいです。
Autodesk Memento – From Photos to High Definition 3D Mesh

【バーチャルファッション】オンラインフィッティングルーム?!

ではでは、きらやん