【iPod touch】生活に溶け込むオーディオとは?JBLイヤフォン3種の使い心地?!

iPod touchのLightningコネクタ直結で使えるJBLノイキャンイヤフォンに興味を持ってから、ハイレゾやワイヤレスなどもひっくるめて3種類のJBLイヤフォンを購入しました。今回は、用途別にJBLイヤフォンの特徴を考察してみたいと思います。

ハイレゾをローコストで楽しむ

iPod touchでハイレゾを聴くにはLightningコネクタ直結でイヤフォン側にハイレゾDACアンプも搭載したイヤフォンが必要になります。最初は、リンクスの7千円台で買えるハイレゾ対応のLightning直結型イヤフォンを購入しました。以下の記事を参考にしてください。
【Lightningコネクタ直結】ハイレゾDAC内蔵イヤフォンをJBLと比較視聴?!

たしかに音質は、CD音源とハイレゾ音源で切り替えて聴くと明らかにハイレゾの方が良いことがわかります。ところが、他のイヤフォンとCD音源で比べてみると、あまり良いとは言えず、さらに耳への装着性が悪く、パソコンで作業したり移動したりしているとすぐにズレて音質が変わります。

実用性と汎用性を考えて決めたのが、ケーブルハイレゾDACアンプイヤフォンを別々に買って組み合わせる方式です。以下の記事を参考にしてください。
【Lightning直結】ケーブル+ハイレゾDACアンプ+イヤフォンで聴いてみた?!

3つの合計額は18,000円程度と、リンクスのイヤフォンよりかなり割高ですが、ハイレゾ音源の音質は別次元ですし、CD音源や音楽ストリーミングでもiPod touchのアナログ端子にイヤフォンを繋いで聴く、すなわち、iPod touchに内蔵のDACアンプより遥かに高音質で聴く事ができます。

その証拠に、iPod touchに付属のApple純正イヤフォンを、このオーディオテクニカ製のDACアンプに繋いで聴いてみると、見違えるように音が良くなります。つまり、ハイレゾではない音源でも音質が向上するというメリットがあり、イヤフォンやヘッドフォンを差し替えて、自分の好みの音にできるという自由度があります。

今回はJBLのエントリークラスのイヤフォンにしましたが、それでもJBLの音がしました。クリアでフラットで深い音質です。低音もそこそこ音圧がありますが、ハイレゾだと中高音が重い低音にも埋もれず、解像度の高い音が楽しめます。Apple純正が好きな方には、Sudio スーディオ TVA イヤフォン (ホワイト)などにも差し替え可能です。

欠点は、イヤフォンのリモコンが使えないことです。私の場合は、スマートウォッチのPebble(1万円)でコントロールできますが、そういう手段が使えない場合で、移動中などどうしてもリモコンが使いたい場合は、割り切って通常通りiPod touchのアナログ端子にイヤフォンを繋いで使うことになりそうです。

実用性を重視したJBL

実用性が最も高いのはやはりワイヤレスイヤフォンだと思います。しかし、iPod touchなどのiOSデバイスでは現時点ではBluetoothでハイレゾをサポートしていません。WiFiの場合は、AirPlayがハイレゾをサポートしているのですが、私が調べた限りではポータブルタイプのAirPlayレシーバーは見当たりませんでした。

私の場合は、WiFiのネットワークオーディオプレーヤーにiPod touchからハイレゾで飛ばして、オーディオセットやPCスピーカーなどを鳴らしていますが、ポータブルではないです。

そこで、ハイレゾではない通常の音源でJBLのBluetoothワイヤレスイヤフォンを購入して使い心地を試してみました。以下の記事を参考にしてください。
【iPod touch】JBLのBluetoothワイヤレスイヤフォンの音質と実用性とは?!

14,000円と微妙な価格帯ですが、やはり実用性は最も高かったです。耳から外れにくくズレないので、作業したり移動したりしても快適に音楽を楽しめます。ただし、リモコンが耳の近くにあるので、操作がしにくいです。やはりスマートウォッチのPebbleで操作することが多く、音量調整は片耳から外してやります。

音質はJBLの音を期待すると少々ガッカリするかもしれないですが、価格に見合ったバランスの取れた音質だと思います。それと、言葉ではなかなか言い表せない使い勝手の良さ、使い心地の良さを感じます。質感とか操作性とかですが、安っぽさが無く、フィーリング的にイイ感じですね。

音楽をBGM的に長時間聴くには適したイヤフォンだと思います。価格なりの価値はあると感じました。

充電不要のノイズキャンセリングイヤフォン

ノイズキャンセリングイヤフォンで煩わしく感じるのが充電です。通常のアナログ端子に繋ぐタイプでは、iPod touchから電源が供給されないので、バッテリーをイヤフォンに内蔵する必要があります。乾電池などはイヤフォンには大き過ぎるので充電式になります。

ところが、今回のJBLのLightningコネクタ直結型ノイズキャンセリングイヤフォンだと、Lightningコネクタから電源が供給できるので充電が不要になりました。ノイキャンイヤフォンとしてはこれはかなり画期的な事だと思います。使ってみないと実感しにくいですが、コネクタに差せば音が出てリモコンが使えるというのはかなり便利です。

ノイキャンの性能と品質はBOSEと同等以上だと感じています。BOSEのように完璧に外の音を遮断するほどでは無いのですが、その代わりに、必要な音は聴こえるようにできます。しかも、iPod touchのアプリで設定ができ、グラフィックイコライザも可能です。

昼間にノイキャンを使うと、着信や玄関のピンポンなどが聴こえない心配があります。このイヤフォンのノイキャンはそのレベルを調整でき、室外からの騒音はシャットアウトするという便利さがあり使い心地が良いです。

音質はまさにJBLの音で、最初のハイレゾほどではないですが、重い低音の音圧レベルは高く、ズシンときますし、中高音はクリアかつフラットで、クラシックからロックまでオールラウンドに楽しめます。また、ノイキャンは聴感上の音質を高める効果もあります。

ただし、ハイレゾセットが2万円しないのに対し、このノイキャンの方は2万4千円と少々割高感があります。ハイレゾセットをノイキャンにできるのかはまだ検討が必要ですが、もしできたとすれば、ノイキャン+ハイレゾで2万円くらいのセット価格も可能なように思えます。

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まとめ

音質に関しては、専門家による評価ではBOSEやJBLはスコアが低いです。これは今に始まったことではなく、私がオーディオを本格的に始めた30年前でも雑誌などでは酷評されていました。私もこの2社に関してはピュアオーディオとは分けて考えていました。

「生活に溶け込むオーディオ」

そう考えていました。特にBOSEはそうでした。JBLは微妙ですが、ジャズやロック専用スピーカーとして鳴らしていて、音質よりもライブ感や楽しさを優先した聴き方でした。私の中では、JBLはそういうライブ感を表現してくれるスピーカーという位置づけでした。

昔はクラシックやジャズをピュアオーディオで聴くことが多かったわけですが、今ではポップスやロックポップがほとんどです。それにつれて、オーディオセットからPCスピーカーやイヤフォンへと変化してきました。これは生活スタイルの変化です。

生活スタイルの変化に応じた製品をタイムリーに提供しているメーカーとしてのBOSEやJBLの評価は、専門家ではなく一般のユーザーが高い評価をしていると思います。そこにリアリティーがあるような気がします。

【Lightningコネクタ直結】JBLノイキャンイヤフォンをハイレゾ音源で聴いてみると?!

ではでは、きらやん