【オヤジでも知りたい】「スター・ウォーズ」40年の時を超えた想いとは?!

スター・ウォーズ

1978年7月に日本で公開された映画「スター・ウォーズ」は、当時24歳だった私の心に大きな影響を及ぼし、その後の人生を変えたと言ってもよいほど多くの無言のメッセージを残してくれました。その当時を振り返ると?

映画「スター・ウォーズ」

今となっては第一作目と前置きが必要となりましたが、当時はとてもヒットする筈の映画ではありませんでした。
Star Wars – Opening Scene (1977) [1080p HD]

ジョージ・ルーカスが完成前に友人たちを招いて試写会をしたところ、多くの人たちは酷評したのですが、ただ一人例外が居ました。スティーブン・スピルバーグです。ルーカス本人は失敗を確信し、スピルバーグは大成功を確信したそうです。そこでルーカスは「スター・ウォーズ」の印税とスピルバーグの「未知との遭遇」の印税を交換しようと持ち掛けますが、当然スピルバーグは了承しました。

現在でもその印税収入はスピルバーグに利益をもたらしているそうです。その代わりにライバルのスピルバーグは、ルーカスに無形の利益をもたらしたのだと思います。一流のプロが「評価する」という利益ですね。

その頃の私は?

1977年4月に大学を卒業して東京に就職しました。1年間と言う長期間の技術研修を終えて仕事に就いた頃に、急に北海道への転勤辞令が出て、その準備を兼ねて東京と北海道を行ったり来たりしていた時に、北海道で「スター・ウォーズ」を観ました。北海道には親戚や知合いは一人も居なかったので、この冒険活劇は私の心に試練に立ち向かう勇気を与えてくれました。

そして1979年9月にNECからPC8001というパソコンが発売になりました。日本初の「パーソナルコンピューター」で、マイクロソフトBASICを搭載し、画面がカラー表示でした。これを待っていたとばかりに札幌まで行って購入しました。実はある計画が私にはありました。

「スター・ウォーズ」のパソコン・ゲームを作る。
PC8001右側はデータ・レコーダーですが、つまりカセットテープにメモリーのデータを音に変換して録音していました。プログラムをロードする時はカセットテープの音を再生しながらパソコン側でデータに変換してメモリーに書き込みます。よくセーブやロードに失敗しては、やり直をしていました。

当時のゲームはこんな感じでした。
PC-8001 ミサイルコマンダー

平面的なゲームですが、他のゲームも似たり寄ったりで、横スクロールのシューティング・ゲームが多かったです。通常は雑誌にBASICや機械語のコードが載っているので、それをパソコンにキーボードから打ち込んで遊びます。そしてカセットにセーブ。

そこで私が考えていたことは、このカセットテープを雑誌の「売ります・買います」に出品したら、そのゲームは売れるのではないか?という冒険でした。

ゲームの開発

当初は横スクロールのシューティング・ゲームを作りました。開発と言っても、雑誌に載っているゲームのコードを打ち込んでは繋げる作業の繰り返しでほとんど完成しました。趣味なのでそれほど時間はかけられないので仕方ありません。

しかし、どう観てもスター・ウォーズらしくないのです。あの立体感とスピード感は出せないものか?と考えた挙句、映画の最後のシーンを思い出して「溝の中をXウィングがHウィングを追いかけて撃ち落とす」というシナリオに変更しました。前方にHウィングがゆらゆらしながら前方に進み、それを自分が乗ったXウィングが後ろから追いかけて撃ち落とすという設定です。

雑誌に載っている一般的なゲームのBASICプログラムでは、これを実現するのは困難だったので、PC8001固有の機能を有効活用する新しい方式を考案し、BGMも加えました。私は仕事の関係でリアルタイム・マルチタスク処理に詳しかったのが幸いしました。

その結果、前後方向の立体感のあるゲームになりました。スピード感も増しました。バージョンアップでは、Yウィングが後方から撃ってくるのを避けるというミッションも加えました。

BASICなので、できることは限られていましたが、「アイデアさえあればなんとかなる」という、技術者としては無謀だけど価値のある意識を身に着けたように思います。こういうのは、何かを達成しなければ得られません。貴重な体験でした。

カセットを売りに出す

最初は100本くらいバタバタと注文が舞い込んでたいへんでしたが、すぐに売れなくなりました。まあ、ライバルというか、グレードアップした「スター・ウォーズ」ゲームを売る人間が現れて、とても太刀打ちできない技術レベルだったので、さっさと諦めました。

この時に「アイデアだけでは食ってはいけない」ことも学びました。もちろん趣味だったので生活に支障はありませんでしたが、注文が舞い込んだ時には「ひょっとしたらこれで食っていけるかも?」という妄想を抱いたこともありました。パソコンを買った札幌には「ハドソン」という、後に大成功し今は消えたゲームソフト・メーカーがありました。「ハリソン」ではありません。

最新ゲーム予告映像

あれから40年ほどの間に、コンピュータ技術の発達とともに3DCGやVRの技術は飛躍的な進化を遂げます。当時のPC8001と今使っているデスクトップPCとのハードウェア性能の比較では、CPU処理性能はクロック周波数とデータ・バス幅のみの比較でも1万倍、メモリー容量は25万倍、グラフィックス性能は比較不可能です。さらにCPU処理やソフトウェア処理の高度化が加わります。

11月に発売される予定のスター・ウォーズ・ゲームの最新作の映像です。
「Star Wars バトルフロント II」公式発表トレーラ

これはゲームの映像ですが、どこまでが実写でどこからが3DCGアニメーションなのか見分けが付きませんね? これが家庭用ゲーム機でも楽しめる日がもうすぐ来ます。あの時にもしゲームの世界にハマっていたら?と考えるとゾッとしますが、「たられば」は時空を超えた両刃の剣だということでしょう。

スター・ウォーズ映画の今

12月には映画の最新作「STAR WARS 最期のジェダイ」が公開予定です。
「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」特別映像

私が40年の時を超えて愛するキャラクターのR2-D2は、まさにディズニーの傘下でミッキーマウス並みの人気があります。

【スターウォーズ】R2-D2がフレンチプレス(コーヒープレス)に、12月発売?!

まとめ

人生には無数の運命の分岐点が存在し、「たられば」の話を考えるのは楽しいですが、自分が選んで通ってきた道は一つでしかありません。しかし、その一つの道の中に「スター・ウォーズ」は存在し、私にその時代じだいで何かを語りかけてくれました。それはどんなに世の中が進歩し変化しても変わらないもののように思えます。

スター・ウォーズに共通して現れる「フォース」の本質は何なのか?というのが未だに頭から離れません。その時々によって解釈は変わってきますが、おそらく人間の「可能性」に関するものではないか?と考えています。

「プロセスとは、可能性を可能にすること」

ではでは、きらやん

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